水球(ウォーターポロ)観てきた。ルールから解説するよ!
アメリカは10月23日、日曜日。日本はさぞ秋風が吹いていることでしょう。こちらはまだ、ギラギラと日差しが照りつけています。
そんな日差しのもと、前の前のルームメイト(パリピたち)とウォーターポロの大学対抗戦を観に行きました。というのも、ルームメイトのひとりがウォーターポロ部だったので、彼の活躍を観に行こう、となりました。
ウォーターポロ。日本では水球と呼ばれます。正直なところ、日本の水球の競技人口はすくないため、マイナーなイメージを持たれる方が大半でしょう。アメリカでは、野球、バスケ、フットボールには劣るものの、それなりの知名度。
とくに大学スポーツとしては盛んです。
今回は、ウォーターポロがどのようなスポーツかに触れ、基本的なルールを解説したのち、観戦した感想を述べていきます。
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水球ってどんなルールなの?
カメでも分かる基本の「き」
ざっくり言います。
水中で行われる、7人対7人のハンドボールです。
フィールドは、男子なら20m以上30m以下。女子なら20m以上25m以下。
イメージとしては、小学校の25mプール全体を使えば試合ができます。
と思わせて、水深は2m以上必要。足がつきません。
サッカーボール大の黄色いゴムボールを片手のみでパスしながら、相手チームのゴールに入れれば1得点。
最終的に点を多くとったチームが勝ちです。
1チーム13人で登録されていて、一度に試合に出られるのは7人。
試合中は選手を自由に交代させることができます。(休憩時、得点が入った時、またはタイムを取った時)
一度下がった選手も再び試合に出られるので、選手の体力を考えながらの采配も試合のカギを握ります。
試合時間は?
少し小さいですが、電光掲示板をみてください。
HOMEとGUESTはそれぞれのチームの得点。TIMEは残り時間を示しています。
また、PERはピリオドの略で、いまはゲームの何セット目かをさしています。
1ピリオド8分で、4ピリオド分やります。
単純計算で32分ですが、ピリオドの間に休憩時間があったり、反則などで時間が止まったりするので、だいたい1試合1時間かかります。
上の写真だと、4ピリオド目(=最終セット)の残り6分半という状況です。ホームチームがダブルスコアをつけています。
試合中は、ゴールキーパー以外、泳ぎっぱなしの印象をうけました。
というのも、自分チームがボールを持つと、それから30秒以内にシュートまでしないといけません。30秒以上になるとファウルを取られます。
上の写真だと、SHOT がそのカウントをさします。残り23秒以内にシュートしないとファールですね。
なので、攻撃と守備が絶え間なく入れ替わります。バスケみたいだと思いました。ただクロールで「走る」というのがしんどそうです。
これだけ把握しておけばウォーターポロを楽しむことができるでしょう。
詳しくルールを知りたい方は、下記のリンクから、岐阜県水泳連盟のHPを参照されると良いと思います。
水球の基礎知識(ルール):http://gifukenwaterpolo.web.fc2.com/FC/ruru.html
いざ水球のゲームを観戦
ある大学のプールで対抗戦です。入場料10ドル。みんな不平を言いました。
大学生はもちろん、息子の活躍をみようと家族総出で応援している人たちも多く見かけました。
試合が始まると、フィールドの真ん中に黄色のボールが落とされます。
それを端から必死に泳いで取りにいく両チーム。
うーん、きつそうだ。
水球は、フィジカル勝負の面もあります。サッカーのように位置取りが激しいため、ボールと関係ないところでしょっちゅう小競り合いしていました。
相手を押さえつけいてたし、けっこう乱暴です。
ゴールキーパー以外は、片手しか使えません。
なので、パスを受け取るのも片手。
サッカーボール大のボールをいとも簡単に片手キャッチします。全く落としません。
投げる選手のコントロールも尋常じゃありませんでした。
「さすが体育会の競技レベルは違う…」
攻撃と守備の入れ替わるリズムがいいので、次第に見入ってしまいました。
すると、隣にいたルームメイトが、リュックからなにかを取り出しました。
スカイブルーウォッカのでかい瓶でした。リュックの前ポケットからはショットグラスも出てきます。
お前はアホなのかと思わずにはいられません。
ショットするかい?と言われとりあえず"Yeah!"と返しましたが冗談だったらしく胸をなでおろしました。アメリカンジョークは紛らわしいですね。
なんてことしていたら試合が終わっていました。
ルームメイトのチームは14-6で負けました。向こうが一枚上手でしたね、うん。
まとめ
・ウォーターポロ、ルールはそんなに複雑じゃない。
・リズムよく試合がすすむので次第にエキサイティングになる。
ふだん野球しか観ないのでとても新鮮でした。
水球の選手、みんな筋肉すごかったです。やっぱりあれかあ、筋肉必要かあ。
アカガメが筋肉に憧れた話はこちら。