13万の一眼レフで孤独な自炊を撮ったらメシがウマくなった
ジブン史上最大の買い物はまちがいなく13万の一眼レフだ。旅行用なのに買って旅行にいけなくなった(金欠)。
本末転倒だ。
ふだんの生活は閉塞したキャンパス内で事足りる。授業が本格的にはじまるとおちおち外にも出られない。だから13万の一眼レフは、日の目をみることなく僕の机の下で眠っていた。
ブログをはじめてようやく3週間だが、最近になって画像にもこだわりはじめた。以前書いた記事の画像は一眼で撮った。
うーん、いいボケ味。
(ちなみにレンズもいい。僕はなぜかお金がかかる趣味に手をだしてしまうようだ)
そして今日、スマホが壊れた。
待ち受けの飯豊まりえちゃんを映しつづけて8時間、依然なおらない。
恥ずかしすぎて修理にも出せない。
「これ、きみのガールフレンド?」
と修理店のおじちゃんにニタニタされるのも、まりえちゃんの多大なる風評にしかならない。スマホで写真も撮れなくなった。絶望だ。
そこに、宝の持ち腐れとよばれては困る、と満を持してあらわれたのは我らが13万。そろそろ真価を発揮するときがきたようだ。
というわけで。
今回は、孤独な自炊が、カメラひとつでこんなに変わるのだということを見せつける記事を書こう。そうだよ、今日はくだらない記事なんだ。
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孤独のシーフードパスタ〜序盤
まず注目していただきたいのは、18ドルのシーフードミックス。
友達にコストコで買ってきてもらったやつだ。みたところ5食か6食分はシーフードパスタを作ることができそうだ。奥のソルトのボトルのボケ具合、たまらない。
シーフードを解凍している間に、にんにくを刻む。
うーん。いい刻み方だ。
これをオリーブオイルで炒める。並行でパスタを茹でる。あとは塩、唐辛子、すこしのコショウを用意。
そして忘れられないのが、こちら。
ピノ・グリージョとよばれる白ワインだ。これで役者は揃った。
孤独のシーフードパスタ〜中盤
オリーブオイルが熱されて、にんにくに火が通ったら、シーフードミックス、塩、コショウ、そして白ワインをひと回し。
シーフードたちが照り輝いている。イカも、エビも、ホタテも、貝も、ここではみな主役なのだ。
つぎに、だいぶ茹で上がったパスタをフライパンに移す。
パスタはこの過程がキモだ。
オリーブオイルとパスタの茹で汁を馴染ませる。いわゆる「乳化」という現象だ。自炊をしているとしだいに料理の知識が増えるのにもうなずける。
こちら、殻にこもりがちなムール貝のオフショット。
週刊文春並みのスクープ力だ。
なおこの被写体を狙っているあいだにルームメイトが横を通り過ぎた。ただただ恥ずかしくなった。
孤独のシーフードパスタ〜終盤
煮汁がすくなくなり、パスタが程よい柔らかさになれば食べごろだ。最後に唐辛子をふりかけて完成。
こちらは、皿に盛りつけた直後のシーフードパスタ。手前も奥もボケているのが素晴らしいカメラの証明だ(実はレンズのおかげが7割を占めている)。アカガメのプロフィール画像と入れ替えたとしても遜色ないだろう。
シーフードパスタに合わせるのはもちろん、白ワイン。
ああなんて贅沢な孤食なのだろう。
パスタは、魚介類のうまみを含んだスープに浸っている。同時に、じっくりと火を通したにんにくの潔い香ばしさが、パスタ全体を奥深い味にととのえている。それに白ワインを合わせると、ぬかるみはサッと消えさり、一口、また一口とフォークを持つ手が止まらなくなる。
後腐れのない関係とは、彼らのことを指すのだろう。
と亀の舌はのたまった。
つい癖でスマホをいじろうとした。
飯豊まりえちゃんしか見えなかった。それはそれでメシウマだと思った。
まとめ
・パスタは一眼レフで撮るとウマくなる。
クダラナイの極みのような記事だった。
そろそろ、マトモな記事を書いていこう、そう決心して僕はまたくだらないことを思いついてしまう。
明後日の試験が終わったらまた頑張ろうと決心するアカガメであった。
『亀の舌を持つ男』パンダエクスプレス編はこちら。
メシウマしてたのちに不幸が降りかかりました。
テイスティングについて、丁寧に解説しています。