アカガメ大行進

店長、地球が、燃えているんです いやあれは、アカガメたちの 大行進だ

『自己効力感』について知ろう。自分の強みが分かってくるよ

 サブタイトル「人生でやるべきことを知るために」

 

 

これだけは負けないと思えるような強み、もっていますか?

 

 

 

 

f:id:akaikamedai:20161011173635j:plain「うーん」

 

 

 

 

ではでは、そこまでいかなくても、これをやることには自信があるというのはどうでしょう? 目上のひとと仲良くなるのには自信がある、とか。デザインのセンスはあると思う、とか。体力だけは取り柄だな、でもかまいません。

 

 

 

そういうものを大事にしてみましょう。

 

 

 

今回は、自分の長所を知るうえで役に立つ「自己効力感」についての話です。

 

 

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自己効力感ってなに?

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自己効力感とは、簡潔にいうと「ある物事に取り組むうえでの自信の度合い」のことを指します。カナダ人の心理学者、バンデューラが提唱しました。

 

たとえば、自分の好きなモノについて10分間のプレゼンテーションをしなさい、と言われたとします。

 

「そんなの簡単じゃん、喋ればいいんでしょ」と思えるひとは、プレゼンに関しての自己効力感が高い。「え、10分間…できるかなあ」と思うひとは、プレゼンへの自己効力感が低いといえます。

 

 

 

 

さらに深くみていきます。

プレゼンへの自己効力感が高いひと、つまり10分間のプレゼンをするのに自信があるひとは、なぜそんな自信をもつことができるのでしょうか?

 

 

まず、話すことで何かを伝えられるという自信があるのでしょう。これまでの学校生活のなかで、プレゼンテーションをする機会が多かった。または、誰かに褒められた、「すごい」と言われた。ふだんから話すことが好きだ。こういった過去の経験が本人にプラスに働いていると考えられます。

 

逆に、自己効力感の低いひとは、過去にプレゼンがうまくいかなかった、誰かに何かを伝えることを苦手に思っている、といった理由から、プレゼンをすることに消極的になってしまうのです。

 

 

 

自己効力感が強いひとほど、新しい物事に積極的に挑戦できるようになります。自信をもっているぶん、成功するビジョンが見えている感じでしょうか。

 

 

 

自己効力感の4つの要因

自己効力感は、長所を探すうえで有効です。自分の強みというのは、自己効力感の高さにほかならないからです。

 

 

 

自己効力感の高低には4つの要素が関係しています。

 

 

1. 達成体験

いままで、自分の力で何かを達成した経験です。

 

難しいことをやり遂げたり、たくさんのものをこなしていくと、スキルが上達するとともに自信もつくのはこのためです。達成感というものは重要なのですね。

 

4つの要素のなかでも、自信を一番高められるのが、達成体験です。

 

 

 

2. 代理的体験

「このひとが成功したなら、私もできる」という気持ちです。

 

身近なひとがなにかを達成したのをみて勇気をもらったり、「あいつができて自分にできないわけがない」という気持ちになったりするのもひとつの例です。

 

 

 

3. 言語的説得

「やればできる」と自己暗示をかけると、自然と自己効力感が高まっていきます。

 

また、「すごいね」「才能あるんじゃない」といった他人からの褒め言葉も自信につながりますよね。

 

 

 

4. 情緒的な喚起

アルコールなどで気が大きくなったときの「やればできる」や、一時的な気持ちの揺れから生じる自己効力感です。

 

 

一時的なものなので、ほかの要素よりもしっかりと自信には結びつきません。

 

 

 

自己効力感から長所を探してみよう

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この4つの要素のなかでも、達成体験と、言語的説得は、自分の強みをみつけるのに役立ちます。

 

 

困難なものを乗り越えた経験、圧倒的に量をこなした経験、誰かに褒められた経験というものを探してみましょう。

 

 

 

僕の場合だと、「書いてなにかを伝えること」は人生を通じて自己効力感が高いものになっています。

 

 

小学校から国語の点数はよかった、漢字検定2級をとった、ES通過して新聞社のインターンをした、本をたくさん読んだ、等々の「達成体験」

 

高校の時にブログを書きつづけて誰かが「面白い!」といってくれたり、ESを添削して感謝されたり、といった「言語的説得」

 

 

 

 

小さな出来事も、自己効力感を高めてくれます。

ネットでよく見かける、強み診断だって有効です。あれは、自分の強みを見つけ、肯定してくれます。その強みに関連した過去の出来事を追っていくと、徐々に達成体験や言語的説得の積み重ねがあったことに気づくでしょう。

 

 

 

 

まとめ

・自己効力感は、自信のもと。

・自己効力感のあるものをたどってみることで、強みが分かる。

 

 

自己効力感が高くて自信にあふれた行動をしているけれども、中身が伴っていないために「勘違い」もしくは「意識高い」と見られてしまうひとがときどきいます。

 

 

でも、そっちのほうがいいよ。可能性があるんだもん。

才能はあるのに自己効力感が低いひとなんて、どうやったって高みを目指せないし。

 

 

 

客観的にみて優れているかではなく、主観的に、どんな小さいことでもいいから、やり遂げたもの、褒められたものをピックアップしてみましょう。

 

 

見つけた強みを伸ばしてみようと行動を起こしてみて、できなくて挫折しても大丈夫です。数ある強みを試行錯誤していけば、これは誰にも負けないという強み、そして本当に自分がなにをやるべきかが、いつの間にか分かるようになります。

 

 

 

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強み診断よりも幅のひろい、強みの見つけかたはこちら。

 

日記を書いてみるのもいいですね。

 

 こちらは自分の習慣についての話です。